「アルツハイマー病 真実と終焉“認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム」を読んだ。 一冊目に手にしたアルツハイマー病に関する情報であったが、最初に正解を引いた気がする。
2017年に原著「The End of Alzheimer’s: The First Program to Prevent and Reverse Cognitive Decline」が出版され、その翌年に出た日本語版。 アルツハイマー病は、身体の内部で、複数の機能低下の結果として現れているもので、 単一の原因によるものではないらしい。 脳にアミロイドβが蓄積するのはそれらの結果のようである。 慢性的な炎症や、萎縮性のもの、毒物によるもの、糖毒性によるものなど、いろいろなパターンがある模様らしい。
リコード法という治療法によってアルツハイマーおよびその前段階にあるMCI(軽度認知障害)が改善するという。 私が読む限り、主には食事療法によるもののようで、軽い糖質制限食や地中海食がよいとされているようだった。
書の中では「ケトフレックス12/3」という食事方法が推薦されていた。 アルツハイマー病の脳においては、糖質をうまく使えないのでエネルギー不足になっているが、ケトン体を脳内のエネルギーとして利用できるようになっているという。 そこで、ケトン体を生産できるよう、糖質を控えて脂質によるカロリーを得る。 野菜を中心にして食べることで血糖値は上がりにくくなる。 朝ご飯まで12時間食事の時間をあける、寝る前の3時間は食事を摂らないことを守る。 これらをまとめて「ケトフレックス12/3」と表現していた。
アルツハイマーは糖尿病とも関連が大きく、第三の糖尿病と呼ばれているところからも、糖質をうまく処理できないという意味で糖質制限が効果的なのはよくわかる。
割と白米やパンが好きなので、今後は糖質を控えていこうと思った。